アイデア出しは、AIが発展しているからこそ、人間としての創造性をより発揮できる行為です。アイデア創出のためのメソッドや心構えなど多数ありますが、ここでは、そのアイデア出しにおけるツールであるスマートフォンアプリの「Post-it」について取り上げたいと思います。
皆さんご存じのPost-itは3Mが製造販売している付せんで、付せんの代名詞にもなっていますが、チームでアイデアを出した後に、どう活用するかは、その後のメンバーのさらなる知恵の出しどころになります。
そして、また、付せんの内容をまとめたり集約したり、再検討の日程を設定したりと、事務的作業量だけでも膨大になります。
また、再度召集されたメンバーは、前回のアイデア出し会議の内容を忘れてしまっていて、もう1度同じ議論をしてしまうと言うことにもなりかねません。
そうした作業はデジタルの活用によって、一部軽減できそうです。
画像を大分ぼかしています。
簡単な使い方
1)付せん紙にペンなどで記入して、壁などに貼る。
コツは、重ならないように貼ること。
サイズは75mm×75mmのサイズが良い。
2)Posi-itアプリを起動し、付せんを認識させる。
撮影。動画撮影時のブレなどもうまく利用して、付せんとして認識しているようなので、静止画像からの再認識はできません。
“`なるべく正面からの撮影が望ましいのですが、斜めからでもうまく補正してくれます。
付せんに認識エラーが曖昧な箇所がある場合には、アプリが補正を要求してくるので、それにしたがう。
3)Powerpointにエクスポート
付せんの1枚1枚がPowerpoint上で使えるオブジェクトになっているので、動かしたりグルーピングしたりが容易。
このPowerpointを参加者に送付すれば、アイデア出しの内容がデジタル的に共有できます。
また、付せんの移動もでき、後から着想したアイデアを加筆したり、線を引いたりと言った加工も可能です。
文字認識なども機能としてはある様ですが、おそらく英語が精一杯なのと、アイデア出しの最中は乱筆が常であり、また、人によって筆跡が異なるので、今後、技術開発はなされたとしても、あまり期待はしない方が良いと思っています。その補正に作業や気持ちが持って行かれるのでは本末転倒です。
おわりに
アイデア出しをする際に付せんを使ってアイデア出しをすることはよくあると思います。
こうしたデジタルとアナログを行ったり来たりできるツールは実践的で良いですね。